田舎のご近所付き合い|悩まないためのちょうどいい距離感の保ち方

田舎暮らしを始めて最初に戸惑うのは、「人との距離感」でしょう。

都会では数年間同じアパートに住んでいても隣人の名前を知らないことがよくありますが、田舎では引っ越した翌日に「うちの畑の野菜、よかったら」と訪ねてくることも珍しくありません。

その温かさの反面、「どこまで関わるべきか」悩むこともしばしば・・・。

この記事では、私が実際に経験した“ご近所付き合いのリアル”をもとに、無理なく続けられる関係の築き方を解説します。

最初の関門「初対面のあいさつ回り」

田舎での第一印象は、想像以上にその後を左右します。

引っ越してきた際のあいさつ回りで、「◯◯さんの家には行ったのに、うちには来てない」だとか「◯◯さんの家の方が先にあいさつに行った」だとか・・・逆に行かないと「引っ越してきたのに挨拶もない」と、まぁよく聞く話ですよね(笑)

そこで、私の経験上最も有効な手段は「そこそこ長く経営してそうなお店の店長に一番最初に挨拶すること」です。

コンビニ、スーパー、小さな飲食店、なんでもいいので、そこの店長に買い物がてら「最近引っ越してきたんでよろしくお願いします」程度に挨拶をする。

もちろん相手も客商売なのでその場で邪険にされることはまず無いでしょう。

そのついでに「簡単な挨拶まわりをしたいのですが、どのあたりのお宅から伺えば良いですかねぇ」といった感じで、仲良くなりつつ世間話の延長で話を進めることで、好印象かつ情報収集ができ一石二鳥です。

こうした情報収集は、田舎のご近所付き合いの最初にはかなり有効な手段と言えます。

ももぱた
ももぱた

田舎って順番とかやたら気にするもんね。

はねぱた
はねぱた

そうそう。でも最初はそんなのわからないから、まずは「知ること」が大事。

「おすそ分け文化」は断り方が重要

田舎のご近所付き合いでは、野菜やお惣菜などを頻繁に「おすそ分け」してくれる人がいます。

ありがたい反面、頻度が週2〜3回にもなると、冷蔵庫がいっぱいになったり、お返しに気を使ったりと、慣れていない方にとってはだんだんストレスになることもあります。

私の地域では、夏場にキュウリが大量に届くのが恒例です。

最初の頃は全部受け取っていたのですが、いくら夏場とはいえそんなに大量にキュウリを食べるかと言われると・・・。

なかには育ち過ぎて出荷できないものや変形しているものもあるので、調理方法も限られてくるんですよ。

「全部受け取る=全部喜ばれている」と思われやすいので、どこかのタイミングで断ること、そして断り方がかなり重要になってきます。

直接的に「いらない」と伝えることは絶対にNG。

大切なのはまず肌で感じること。
「あっ、たぶんこの人今日もキュウリくれそうだな」と察知する能力を鍛えることです(笑)

まぁ普通に手に持ってたりするんですが。

そこで先手を打って「先日いただいたキュウリすごくおいしかったので、漬物にして毎晩少しずつ酒のツマミにしてるんですよ。なくなったらぜひまたいただけますか」と褒めると同時に今回はいらないという雰囲気を出す。

こうすることによって相手の気分を害することなく、その場限りはなんとか乗り切れます(笑)

ももぱた
ももぱた

キュウリならまだしも、イナゴとか蜂の子とかきたら地獄なんだけど・・・。

はねぱた
はねぱた

うっ、うん。まぁそのレベルのが来た時は笑いながら全力で断ろう(笑)

情報が早い地域では「距離の線引き」を決めておく

田舎では噂が回るのが早い、これは半分本当です。

良い意味では、何か困ったときにすぐに助けてくれるということ。

悪い意味では、ちょっとしたことが「○○さん、あの人とこないだ○○に行ってたよ」とたいして意味のないことが話題になってしまうこと。

私の場合、たまたま飲み会で遅くなり深夜にタクシーで帰った翌日、「昨日はずいぶんと遅かったみたいね。お仕事?」と向かいの家と隣の家のおばちゃんに言われ、田舎の話の早さと怖さを実感しました(笑)

その時、「完全にプライベートを隠すのは難しいのかもしれない」と感じました。

だからこそ、ご近所さんとは「どこまで話すか」「どんな話題を避けるか」を自分の中で線引きしておくのことが大切です。

家族の話や仕事の細かい内容は話さないなど、自分ルールを持っておくといくらか楽になります。
「話題の中心になる」よりも、「穏やかに混ざる」くらいのスタンスがちょうどいい距離感だと私は感じます。

行事・自治会を「義務」と考えすぎない

田舎には地域行事が多く、年に数回は草刈りや清掃、祭りなどの参加があります。

正直、ものすごくめんどくさいです。

私は最初、「全部ちゃんと出なきゃ」と思っていましたが、仕事や体調、家庭の事情などでどうしても出られないこともあります。

そのときに学んだのが、「行事参加=義務ではなく、あくまで交流と地域貢献」という考え方です。

「参加した人は偉い、参加しない人はダメ」という風習はたしかに根強くあります。
しかし、そればかり考えていると田舎でのご近所付き合いは長続きしませんし、義務感や罪悪感を過剰に持ちすぎる必要もありません。

・事前に出席できないことがわかっている時は、簡単な差し入れをする。
・当日どうしても行けなくなってしまった時は、正直に担当者に連絡する。

単純かつ「普通」のことなのですが、私の経験ではたいがいこの2つで乗り切れます(笑)

相手もあくまで人間なので、過剰に考えずに乗り切りましょう。

グチグチ言われたとしても、すぐに収まりますし、考えすぎても仕方ありません(笑)

まとめ

田舎のご近所付き合いは、良くも悪くも「距離が近い」ことが特徴です。
だからこそ、最初から無理に距離を詰めようとせず、少しずつ“自分に合う関わり方”を探していけば十分です。

あいさつやおすそ分け、地域行事など、それぞれにマナーや慣習はありますが、「相手へのちょっとした気遣い」と「自分を守るバランス」が何より大切だといえるでしょう。

「都会のような匿名性はないけれど、その分、日常の中に小さな支えがある」そういう心持ちが田舎暮らしのご近所付き合いには必要かもしれません。

ももぱた
ももぱた

みんな、考えすぎずに上手く過ごしてみてね♪