はじめに
「田舎暮らし」と聞くと、「不便そう」「娯楽が少なそう」といったイメージを持たれることがありますが、実際は自分の過ごし方しだいで、日々の時間はとても豊かなものになります。自然に囲まれた静かな環境で、自分のペースで楽しめる趣味を見つけることができるのは、田舎ならではの魅力です。
スマートフォンやインターネットから少し離れて、手を動かしながら丁寧に時間を使う。そんな趣味の時間は、気持ちを落ち着けてくれるだけでなく、暮らしにちょっとした喜びや達成感を与えてくれるでしょう。
田舎暮らしで人気の趣味5選
ここでは、実際に田舎暮らしで人気の趣味を5つ紹介します。どれも大きなお金をかけずに始められるものばかりなので気になる方は是非チェックしてみてください。
1. 家庭菜園|身近な自然とつながる
田舎では庭や畑のスペースを活かして、気軽に家庭菜園を楽しむことができます。少量でも、自分で育てた野菜を収穫して食べる喜びは格別です。
バジルなどのハーブ類は特に育てやすく、日々の料理にも活かしやすいので人気があります。
土に触れながら体を動かすことで、ちょっとした運動にもなりますし、季節の流れを肌で感じることもできます。
育てた野菜をそのまま食卓に並べたり、保存食に加工したりと、暮らしの一部として楽しめるのも人気の理由でしょう。
2. ハンドメイド|自然素材を活かすものづくり
田舎では、身近にある植物や自然素材を活かして、ものづくりに取り組む人も多くいます。
たとえば、刺繍や編み物、道端で摘んだ草花を使ったドライフラワーやスワッグづくり。透明な瓶に花材を詰める「ハーバリウム」なども人気があります。
「直売所」と聞くと野菜や果物ばかりをイメージしがちですが、こうして作ったハンドメイド作品を売ることもできます。
自分が楽しんで作ったものが誰かに喜ばれる、という経験がモチベーションになることもあるでしょう。
田舎暮らしでも、ネットサービスをうまく活用することで足りない道具や材料を手に入れることができます。
3. 保存食づくり|季節を閉じ込める手仕事
旬の野菜や果物が手に入りやすい田舎では、保存食づくりも身近な趣味のひとつです。
ぬか漬けや手作りのジャム、ピクルスなどは、特別な設備がなくても気軽に始められます。
少し多めに手に入った野菜を無駄にせず、長く楽しめる形に加工することは、生活の知恵としても役立ちます。
最近では自家製のハーブを使ったハーブソルトなど、ちょっとオシャレな保存食づくりも人気なので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
4. 散歩とウォーキング|日常の中で四季を感じる
特別な道具を用意しなくても、近所を歩いてみるだけで気持ちがリフレッシュすることがあります。
健康やダイエットのためだけの「ウォーキング」となると継続するのがしんどくなりがちですが、ちょっと自然の中を「散歩」してみようと思うと意外と続けられたりします。
山道や川沿いの小道、田んぼのあぜ道など、田舎にはゆっくり歩きたくなる場所がたくさんあるので、それを楽しみながら健康にも配慮できるのは一石二鳥です。
春はお花見やピクニック、夏はBBQやキャンプ、秋は紅葉、冬は・・・と四季を味わうことができるのも醍醐味の一つといえるでしょう。
5. 読書・日記|静けさの中で心を整える
田舎の静けさは、読書や日記といった「内向きの趣味」とも相性が良いです。
お気に入りの一冊をゆっくり読んだり、自分の思いや感じたことを書き留める時間は、気持ちを整理する手助けになります。
読もう読もうと思って後回しにしていた本を読んだり、ちょっとした日記を書いてみる機会が増えることは田舎暮らしの楽しみの一つといえるでしょう。
まとめ
田舎の暮らしは、派手な刺激や便利さには欠けるかもしれません。
しかし、日々の中にあるちょっとした工夫や手間を楽しめるかどうかで、暮らしの質は大きく変わってきます。
紹介した趣味のように、身近なものに目を向け、自分なりの時間の使い方を見つけていくことで、心にゆとりが生まれてきます。
田舎の静けさを味方につけて、あなただけの心地よい過ごし方を見つけてみてはいかがでしょうか。
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