はじめに
都会での生活は便利で効率的ですが、その分、多くのモノやサービスに囲まれています。都会にいる時は、それらが「絶対に生活に必要なもの」だと疑いませんでした。
しかし田舎で暮らしてみると、当たり前だと思っていたものが意外にも不要になったことに気づきました。
今回は、そんな「都会では必需品だったけれど、田舎では出番がなくなったもの」をリストアップしてご紹介します。
1. ファッションや身だしなみに関するもの
田舎に暮らしでまず感じたのは、服装や持ち物に対する価値観の変化です。都会では身だしなみを整えることが日常の一部でしたが、環境が変わると優先度が下がります。
もちろん田舎暮らしだからといって身だしなみを全く気にしないという意味ではなく、デザイン性よりも機能性を重視することが増えたといった感じです。
ブランド物のバッグや靴
都会では仕事やお出かけでブランド物を持つ機会もあり、それは「きちんとした印象」を与えるための道具だと思っていました。
しかし田舎ではブランドの価値を気にする場面がほとんどなく、機能性や耐久性のほうが重要になります。
季節ごとのトレンド服
流行を意識して毎シーズン買い替えていた洋服も、田舎暮らしではほとんど必要ありません。
ご近所づきあいでは派手すぎない服が好まれることが多く、同じ服を繰り返し着ても誰も気にしません。結果、シンプルで実用的なアイテムが中心になりました。
2. 都会的な移動や通勤に関するもの
田舎では移動手段が大きく変わります。都会の交通網に合わせて持っていたモノが、暮らしの変化とともに不要になっていきました。
定期券や交通系ICカード
電車やバスで移動するのが当たり前だった都会生活では必須アイテムでしたが、田舎では車移動が基本です。
駅までの距離が遠く、バスの本数も少ないため、ICカードを使う機会が激減しました。今では財布に入れておく意味がほぼなくなっています。
ビジネスバッグ
都会ではパソコンや書類を入れるために使っていました。
しかし、田舎暮らしが長くなり在宅仕事や地域密着型の仕事に変わると、ビジネスバッグよりも、機能性や収納性を重視したトートバッグやリュックが今はメインになっています。
折りたたみ傘
突然の雨に備えて常にバッグに入れていた折りたたみ傘も、車移動が中心になるとほとんど使わなくなります。
車に長傘を一本積んでおくので、折りたたみ傘を持ち歩く習慣自体が消えました。
3. 都会的な娯楽やサービス関連のもの
暮らしの中で楽しみ方も変わります。都会で当たり前だった娯楽や便利サービスは、田舎ではほとんど利用しなくなりました。というか、利用できないサービスが多くあるのが現状です。
定額制のジム会員
都会では会員制のジムに通うことが多くありましたが、田舎暮らしでは家の周りに自然が広がり、ウォーキングや公的なトレーニング施設で十分な運動ができます。
わざわざ月会費を払って運動する必要が自然となくなりました。
カフェ通い用のポイントカード
お気に入りのカフェで貯めていたポイントカードも、近所にチェーン店がないため無用の長物に。代わりに家でコーヒやお茶を淹れる時間が増え、落ち着いて過ごす習慣ができました。
それもあってか田舎では、やたらと自家製の水出しコーヒーを勧めてくる人が多くいます(笑)
都会限定のサブスクサービス
映画館の割引や都心イベントの優待など、都会を前提としたサブスクは田舎では活用できません。
代わりに、オンライン配信や地域の無料イベントに自然とシフトしていきます。
田舎暮らしでも使えるネットサービスはたくさんあるので、お住いの地域や生活スタイルに合わせてうまく活用していくことで都会との不便さのギャップを埋めることができるでしょう。
まとめ
田舎に引っ越すと、生活スタイルが大きく変わり、都会では必需品だったものが次々と不要になります。
それは「不便になった」というより、「本当に必要なものだけで暮らすシンプルさ」みたいな部分もあるのではないかと思います。
今回ご紹介したリストはあくまで私の場合ですが、これから田舎暮らしを考えている方にとって、持ち物の見直しや引っ越し準備の参考になれば幸いです。
都会の便利さは魅力的ですが、田舎ならではの暮らし方も、モノに縛られない自由さがあって心地よいものです。
コメント