田舎暮らしをしているとお子さんの習い事の場が少なく、オンライン家庭教師をやってみたいという声をよく耳にします。
しかし、「パソコンの知識もないし、まして自分の子供にやらせるなんて・・・」という保護者の方が多いのも現状です。
結論、オンライン家庭教師を始めるのに、高性能なパソコンや、機材は一切必要ありません。
今回は、実際に田舎でオンライン家庭教師の講師をしている私が「必要な環境作り」について紹介します。
失敗しない「道具」の選び方
まず一番にお伝えしたいのは、道具にお金をかける必要はないということです。
極端な話、今手元にあるスマホやタブレットでも授業は受けられます。
ただ、より学習効果を高めるために、以下の2点だけを買い足すことをおすすめします。
どちらも数千円で揃うものです。
有線イヤホンマイク
私のおすすめは有線(コードがあるタイプ)のイヤホンマイクです。
パソコンやスマホに内蔵されているマイクは、部屋全体の音を拾ってしまうため、生徒も講師も声が聞き取りにくいということが起こります。
その結果、大事な部分を聞き取れなかったり、また授業中に周りのご家族も気を使うことになりかねません。
最近流行りのワイヤレスイヤホンは、設定が難しかったり、音が遅れて聞こえたりすることがあります。
機械が苦手な方こそ、挿すだけで使える「コード付き」がオススメです。
さらに、有線の方がコスパも良く、家電量販店やAmazonで2,000円〜3,000円程度で売っています。
実際に私が使っているものもAmazonで2,000円台で購入したものですが、全く問題なく使用できています。

迷ったら、お店で「オンライン授業で使うので、マイクが付いているコード付きのイヤホンをください」って伝えてみて。
リングライト
小さめのリングライトもおすすめです。
部屋の照明や端末を置く位置によっては、生徒さんの顔や手元が真っ暗になってしまうことがあります。
私の経験上、生徒さんの顔があまり見えない状態で授業をしていると、「本当にわかっているのか、それとも困っているのか」、声だけでは判断しにくいことがあります。
これは授業をする側も受ける側にとってもマイナスにしかなりません。
リングライトも1,000円〜2,000円程度で購入できるので、こうしたコミュニケーションのミスマッチを解消するためにも購入してみても良いかと思います。
最低限必要な機材・スペック表
「どのくらいのスペックが必要?」と不安な保護者の方は、こちらの表を確認してください。
| 項目 | 必要な目安 | 備考 |
| パソコン/端末 | YouTubeが途切れず見られるならOK | 古すぎる中古品は避けましょう |
| カメラ | 端末に付いているもので十分 | 別で買う必要はありません |
| イヤホン | マイク付きの「有線」タイプ | 2,000円程度で十分な性能です |
| 照明 | 卓上リングライト(1,000円〜) | 顔に影ができないように配置 |
| ネット速度 | 常にアンテナがしっかり立っている状態 | 速度測定サイトで「普通」なら問題なし |
画面が固まらないための回線準備
道具が揃っても、肝心のネットがブツブツ切れてしまっては、お子様の集中力も台無しです。
田舎では「都会ほど回線が強くない」という前提で、少しだけ工夫をする必要があります。
「速度」よりも「安定」
オンライン家庭教師で高速な回線は必要ありません。
それよりも「途切れずに続けられること」の方が何倍も重要です。
現在お使いのWi-Fiで「時々画面が固まるなぁ」と感じているなら以下の2つの方法を試してみてください。
- ルーター(Wi-Fiを飛ばす機械)の近くで受講する
電波は壁や扉を挟むごとに弱くなります。
もしルーターがリビングにあり、お子様のお部屋が離れているなら、受講中だけルーターの近くに移動してみてください。 - 「有線LANケーブル」を使う
これが一番確実な解決策です。
ルーターと使用するパソコンを、直接LANケーブルでつなぎます。
見た目は少し不格好かもしれませんが、これで「急にネットが切れた!」というトラブルのほとんど解消されます。
私もネットが不安定になり、生徒さんに迷惑をかけてしまったことがあり、それからは授業の際にはなるべく有線接続にするようにしています。
もしトラブルが起きたら
機械が苦手な保護者の方にとって、一番の恐怖は「授業中に動かなくること」でしょう。
そんな時も焦る必要はありません。
ほとんどのトラブルはすぐに解決できます。
一度消して、もう一度入り直す
画面が固まったり、声が聞こえなくなったりしたら、焦って難しい設定画面を開く必要はありません。
一度アプリ(Zoomなど)を閉じて、もう一度同じリンクから入り直す。
単純ですがこれが簡単かつ一番効果的な方法です。
トラブルは「想定内」
オンライン家庭教師の講師にとって、こうしたトラブルは日常茶飯事です。
正直、「トラブルは起こるもの」と思って授業をしています。
講師側もトラブルで画面が動かないということもあります。
ですので、怖がる必要もテンパる必要もありません。
どうしても不安な場合は、事前に「あまりパソコンが得意じゃなくて」と伝えておくといざという時に安心できるでしょう。
無料体験を活用する
オンライン家庭教師では、無料体験授業を行っていることが多くあります。
講師との相性や授業内容をチェックするのはもちろんですが、無料体験授業は「通信環境をチェックするのに最高の場所」です。
部屋や機材のお試し
実際に使う部屋での授業を受けてみてください。
万が一上手く行かない場合は、他の部屋を選んだり、有線接続を検討したりと無料体験授業は通信環境を試す絶好の機会です。
イヤホンや画面の明るさなども一緒にチェックできるのでフル活用しちゃいましょう。
そうすることによって、いざ実際に授業を受けるとなった時にトラブルが少なく、学びやすい環境を作ることができます。
まとめ
ここまで準備ができれば、オンライン家庭教師を始めるための環境作りはほぼ完璧でしょう。
- 安い有線イヤホンとライトを用意
- Wi-Fiが強い場所、または有線コードで繋ぐ
- トラブルは想定内
- 無料体験を最大限活用
この流れで進めれば、機械に詳しくなくても、田舎にいながら都会のお子様たちと同じ、あるいはそれ以上の質の高い教育を受けることができるでしょう。

まずは怖がらずにいろいろやってみよう。


